Azienda Agricola Caracristi Daniele / カラクリスティ ダニエーレ
通常価格
3960
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説明
北イタリア・トレンティーノ・アルト・アディジェのワインです。
トレントの中心地から北に5km程離れた場所にある小さなカンティーナです。
周りはヴェローナから続く素晴らしい景観のアディジェ渓谷の山々が取り囲み、
綺麗な空気と澄んだ水のアディジェ川がとても素晴らしい土地です。
当主ダニエーレ・カラクリスティはまだ27歳という若さ。
元々は彼の父パオロと叔父リーノが家庭菜園・趣味の範囲で始めたブドウ畑でした。
休むよりも働く事が好きだった彼らはどんどん畑を拡大し、
数年で3.5haという趣味と呼ぶにはかなり広大な畑となりました。
自分達家族で飲む分のワイン以外は全て葡萄のまま地元のコペラティーヴォに販売していたそう。
本当に働く事が好きだった父と叔父でしたが二人とも若くして病に倒れ、
農業学校卒業後葡萄の研究者として働いていた息子ダニエーレが、
彼らの意思を引き継ぎ2015年から仕事の傍らで畑を管理するようになりました。
3.5haの葡萄畑は、トレントの北にあるダニエーレの家の周りに広がっています。
海抜は200m。渓谷特有の寒暖差ある気候で、朝から昼にかけては十分な日照量と適度な湿度をもたらし、
午後から夕暮れにかけて南のガルダ湖から吹く風が段々と強くなり、畑を乾燥させ冷涼な風を運んでくれます。
畑に植えられているのはピノグリージョただ1種類のみ。
樹齢は全て25年で当初から農薬や化学肥料を一切使用せず、
春に必要に応じて麦やクローバーなどの種を蒔き、畑の栄養バランスを補います。
植物が成長し長く伸びると表層のみを刈り取り土に還してあげます。
ダニエーレが管理するようになってから、地元トレントのビオディナミのグループに参加し、
多くの仲間と情報を共有する事で新しい知識と経験を積み上げていくようになります。
畑に散布するものは必要最低限の銅と硫黄、そしてビオディナミのプレパラートのみ。
トレントにある土地ですが、粘土と砂をベースに
ドロミテの語源となるドロミア=ドロマイト・苦灰石(カルシウム・マグネシウムが多く含まれる石)が多く出てくることから、
彼らはDolomiteのワインと呼んで欲しいのだそう。
寒暖差のある気候が育てるピノグリージョは、非常に骨太な酸があり、
自然に優しく広がる林檎の様な果実味がとても豊かな葡萄になります。
2019年ヴィンテージが初めてのリリースとなったカラクリスティ。
初年度は800本の生産から、2020年は1500本、2021年は3000本くらい詰められたら良いなぁと話すダニエーレ。
現在リリースしているワインはメッツォサングエという白ワインのみで、
いずれはフリッツァンテとロザートも販売していきたいんだそう。
(試作を飲ませてもらいましたがめちゃくちゃ美味しかった)
メッツォサングエは、9月後半に手摘みで収穫した葡萄を圧搾し、
自然酵母のみで発酵を開始します。
発酵がうまく始まらなかった時の為に毎年、
保険として仕込んでおいたピエディキューヴは、
今のところの3ヴィンテージともに使用せずに圧搾から3~4日後にゆっくりと発酵を開始しました。
マセレーションは一切行わず、ひと月程かけて発酵を終えたワインは、ステンレスタンクにて熟成。
自然な澱下げでトラバーゼを行いフィルター濾過などは行わず、ボトリングの際に極少量の亜硫酸を添加します。
少しずつボトリング本数を増やしているダニエーレ。
急がず着実に無理せず出来る範囲で、
という彼自身から放たれる柔らかな人間性・空気感がそのままワインに詰め込まれているかのようです。
国際品種と言ってしまえばそう呼ばれるのかもしれませんが、
20年・30年という歳月をその土地で過ごし、しっかりと根を張って生きていれば、
その土地が彼らの故郷になり得るし、何をもって土着品種と呼ぶのかという概念をも考えさせられるほどに、
ダニエーレが父と叔父から受け継いだこの畑・葡萄にかける想いは凄まじいものです。
但し、決して強がらずに自分が心地よく気持ちよく畑で過ごす事を大切にしている彼の生き様は、
まだ27年しか生きていない若者とは思えません。
自分と自分の大切な人達とが心地よく暮らし生きていく為に、
ダニエーレはピノグリージョという葡萄にその人生を懸け、守り続けていきます。
生産者名 |
カラクリスティ・ダニエーレ |
ワイン名 | メッツォ・サングエ |
生産地名 | トレンティーノ・アルトアディジェ |
ヴィンテージ | 2019 |
タイプ | 白 |
ぶどう品種 | ピノ・グリッジョ |
畑情報 |
粘土と砂をベースに ドロミテの語源となるドロミア=ドロマイト・苦灰石(カルシウム・マグネシウムが多く含まれる石) |
収穫方法 | 9月後半に手摘み |
醸造について | マセレーションは一切行わず、ひと月程かけて発酵、ステンレスタンクにて熟成。 |
So2 | 極少量 |
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