自然派イタリアワイン VINO MINO

Azienda Agricola CASAGORI / カーザゴーリ

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説明

中部イタリア・トスカーナ州のワインです。

 

オーナーのマテオ・ゴーリは32歳と非常に若い生産者です。

 

トスカーナ・フィレンツェの西側にある町ピストイア出身のマテオは、

建築関係の学校に通いながらも、いつの日からか自給自足生活を夢見てきました。

 

二十歳を過ぎたころ、ピエンツァの広大で自然な景観を目にし「ここだ!」と思ったマテオは、

数年かけて【ピエンツァの農業の発展に繋がる自然農園】の創設プロジェクトを計画。

 

その高い志と熱意が地元の銀行に伝わり、莫大な融資を得る事に成功しました。

 

ピエンツァの町からオルチャ渓谷へと続く28haもの広大な農園跡地を手に入れたマテオは、

父ルチアーノと共に2015年からワイナリーの創設準備に入ります。

 

最初の2年間は平日地元の工場で働き、

借り入れの返済をしながら土日にはワイナリーに行き畑を耕すというハードな日々。

その年3haの土地を開墾し葡萄の植樹を行いました。

 

2018年からはワイナリーに集中するためピエンツァに移住したマテオ。

2019年に待望の初収穫を行い、極少量のワインをボトリング。

 

晴れてピエンツァの自然農園Casagori【ゴーリの家】のスタートを切る事となりました。

 

ピエンツァの市街地はその歴史的な街並みから世界文化遺産に認定されています。

小高い丘の上に歴史的な建造物が立ち並び、その周りを小麦畑やオリーヴ畑、

そして葡萄畑と手つかずの自然が取り囲み、圧巻の景色が広がります。

 

オルチャ渓谷から吹きあがってくる心地よい風が絶え間なく注ぎ込み、とにかく気持ちが良い空気の土地です。

カーザゴーリが所有する28haの土地の内、そのほとんどが大麦と小麦の畑で、葡萄畑は4haのみ。

 

そして1haほどにも満たないオリーヴ畑と野菜畑が広がります。

その他には養蜂や様々な動物の飼育もおこなっており、

食用卵採取の為の鶏・アヒル・鴨、食肉用の羊が放し飼いで遊びまわります。

 

また食肉用のホロホロ鳥やチーズ用の乳牛なども飼育されています。

栽培・収穫されるGranoDuro(デュラム小麦)は、近くの製麺所に持ち込み精製し製麺。

乾燥パスタにして袋詰めし販売を行っています。またOrzo(大麦)は主にビールの原料として精製・保存され、

自家栽培のホップと地元の天然水によって、オーダー事に自家醸造しクラフトビールとしてボトリングされてます。

 

畑では農薬や化学肥料は一切使用せず、必要最低限の銅と硫黄と、必要に応じてビオディナミのプレパラートを散布します。

またまだ若木なので、土の栄養バランスを整えてあげる為、豆科などの植物の種を蒔き土に還す作業を行います。

 

海抜は400m前後もあり、昼夜の寒暖差はもちろん、季節毎の気候もはっきりしていて冬には雪も積もるそうです。

また先に述べた様にオルチャ渓谷から注がれる風の恩恵も強く、畑を一定の乾燥状態にし病害から守ってくれています。

 

土壌は粘土と砂がメインで、大きな石がゴロゴロと含まれています。

肥沃といえば肥沃なのでしょうが、近年は特に雨が少なく、家畜の飲み水を確保するだけでもとても苦労しているとデニー。

 

パンテッレリーアのフランチェスコも話してましたがイタリアは本当に近年雨が少なく、

彼らのような田舎の住人にとっては水の確保は命に関わる事。

水が少ない土地において、葡萄を育てワインを造るという事は、自然な水分の貯蔵庫を造るのと同じ事なのだと感じました。

 

収穫は9月中旬~下旬にかけて、マテオやデニーをはじめとしたスタッフの親戚・家族総出で手摘みで行われます。

丘の傾斜を削って作られたカンティーナは、地中の涼しさをそのままに程よい湿度を保ちながらワインを成長させていく絶好の環境です。

 

基本的にひと月前後のマセレーションを行い自然酵母のみで発酵を開始。

ステンレスタンク・セメントタンク・アンフォラ・古い木樽と、

まだ色々な工程を試すことで自分達の理想のワインがどこにあるのかを探しながらワイン造りを行っている段階です。

 

主に醸造を担当しているのがマテオの友人アレッシオ。

ソムリエとして多くの経験と知識を持つ友人で、本当ならば正式スタッフとして雇いたかったけど余裕が無くて、、、とデニー。

 

そんなデニー本人も雀の涙ほどの給料しかもらっていないのだそうw

「少ない給料だけど、マテオのプロジェクトを手伝えていることが今の自分の喜びで、

この生活にとても満足しているんだ」と話してくれました。

 

発酵が終わったワインは、自然な澱下げと熟成槽の移し替えで大まかな澱を除去し、

それぞれのワインの熟成をしっかりと見極めて、極少量の亜硫酸を加えボトリングを行います。

 

ワインの名前・ラベルデザインは全てマテオの奥さんベネデッタによるもの。

彼女がワインを飲んだ時に感じたイメージをアートにしているそうです。

 

ピストイアで生まれ育った青年が人生を懸けようとまで思ったピエンツァという土地。

今回初めて訪れた町でしたが、時間の流れが緩やかで一切のよどみのない綺麗な空気感が印象的でした。

 

住んでいる人達もとても幸せそうで幸福さが伝わってきます。

マテオが若くして掲げたプロジェクト・カーザゴーリは、

このピエンツァという土地の時間と空気を守り続けていく事に繋がっていきます。

 

 

 

生産者名

カーザゴーリ
ワイン名 リーベロ
生産地名 トスカーナ ピエンツァ
ヴィンテージ 2020
タイプ
ぶどう品種 サンジョベーゼ90% カナイオーロ7% コロリーノ3
畑情報 粘土土壌、砂質土壌
収穫方法 手摘み
醸造について

ひと月前後のマセレーションを行い自然酵母のみで発酵を開始

ステンレスタンク・セメントタンク・アンフォラ・古い木樽などを使用

So2 極少量

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